質問編「何かご質問はありますか?」は、知りたいことを聞ける機会です。この質問での回答で言ったらいけないことは、「特にありません。」です。知りたい質問は事前に準備しておきましょう。それでもあまり失礼にならない程度の質問を準備しておきましょう!
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「何かご質問はありますか?」
特に採用担当者は、長く活躍してくれる人材を求めているので選考には慎重です。そして企業側のある程度の質問が終了したら最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれます。 ここでは、必ず聞かれますので、あらかじめ質問の準備を行うことがよいでしょう。それでも聞いていい質問と聞いて悪い質問がありますからそれらをわかりやすくまとめて紹介しておきます。参考になさってください。
回答編1「求人には未経験者可とありましたが、研修制度などはありますでしょうか?」
そうした仕事を実践で培っていくのと社内や外部での研修プログラムなどを受ける場合では最初のスタートが違ってきます。 そして、「未経験者可」という応募の多くは、経験がなくてもできるような専門性に乏しい仕事もあるのです。具体的な職務内容を確認する意味でも、必ず質問しておきたい質問です。
回答編2「○○の資格は私が希望する仕事でいかせますか?」
そして、業務内容をより詳しく聞き出せる質問でもあります。同じ職種や業界でも企業が異なれば全くの別物です。 つまり、仕事により資格が重視される会社やその資格を生かす場面が変わってくる場合もあるのです。 例えば、情報処理系やWEB系の職種では仕事に直結した専門的な資格であれば、回答から詳しい仕事の内容や業務範囲、現在との仕事の差がわかる場合もあります。 一方で、あまり職種を限定しない資格に英語力がありますが、どの業務のどんな作業に役立つのか具体的に知ることもできます。 また、資格を取得していなくても「現在○○の資格取得に向けて勉強中ですが、資格を取得したらどのような業務で役に立つのでしょうか?」と質問してもよいでしょう。
回答編3「応募した○○の職種ではどのような仕事をさせていただけるのでしょうか?」
例えば、営業職でも会社によりこなす業務の幅は全く違います。完全に営業業務のみの会社もあれば、顧客のアフターフォローまでしっかりしないといけない会社もあれば、事務処理などの細かい業務までもこなさないといけないなど同じ業務でも幅が違うことはよくあります。 また、自分の経歴や資格がいかせるかどうか?どんな点でいかせるのか?などを聞いてみることもよいでしょう。 こちら側のアピール点や希望などもあらかじめ話しているとは思いますが、面接官にもこうした質問はイメージや配属先候補まで思いうかんでいるに違いません。
回答編4「中途採用の方はどのくらいいらっしゃいますか?」
中途採用者が多い会社であれば、比較的早く仕事や仲間に溶け込めると思います。しかし、中途入社が珍しい会社では、中途採用者は単なる欠員社員の補充となるだけの場合もあります。 この質問では、企業側の中途採用者への扱いや待遇が見えてくる質問なのです。とにかく人数でも割合でも構いませんから全体でどのくらいの中途採用社員がいるのか? また中途採用者でも積極的に仕事をすれば管理職登用や重役まで登っていけるのか?ということが見えてくるのです。せっかくのよい機会ですからこの質問は必ずしておきましょう!!
回答編5「今回の募集の目的は何でしょうか?」
こうした目的ならすぐに理解できるのですが、その内容は詳しく聞きたいものです。求人募集には大きく分けて2つだけです。欠員が出た場合の補充と業務拡大のための補充です。 前者であれば、業務内容はあらかじめ決まっているでしょうから内容を聞いてみましょう。 後者の場合は、事業展開とその理由を聞いてみるのもいいかもしれません。 結局、自分が入社後にかかわる業務ですから具体的な仕事内容を把握しておくことは大切です。
回答編6「御社の今後の戦略は何でしょうか?」
しかし、中小企業などでは情報が得られない場合もよくあります。近年では、トップの意見や判断が企業の運命を左右するほど事業撤退・新規参入などが繰り広げられています。 こうしたことを踏まえて教えてもらえる範囲は限定的であるかもしれませんが、聞いてみて損はしません。しっかりと聞いておきましょう。 そして、部門単位でも事業部単位でも目標の設定や戦略は異なることもあります。こうした希望する部署での戦略も聞いておきましょう。その企業を判断する材料になります。
回答編7「勤務先について教えてください」
全国に支社がある企業でも各地の主要都市が勤務地になる場合が多いです。まずは、応募職種・希望職種の勤務予定地を聞きましょう。 そして、企業によっては転勤回数が多い場合もあります。併せて転勤について聞いてみてもよいでしょう。こうした質問を聞く前には、「どちらでも構いませんが」、「家族がおりますので一応」といった前置きをつけて尋ねることが望ましいでしょう。
回答編8「面接の後で社内を見学させていただけませんでしょうか?」
こうした事前に職場を見ることは社内環境や雰囲気が伝わってくるのでわかりやすいでしょう。そして、ここで案内されている最中に職場の男女比率や年齢比率などもみえてきます。いろいろな発見や気づきがあるかもしれません。
ポイント1・・・入社意思を疑われることは言わない
ですから「特にありません」という発言は避けましょう!!むしろ何もこの質問がない場合は、こちらから「質問があるのですがうかがってもよろしいですか?」と聞くくらいでもよいです。 しかし、「夏休みに御社の保養施設を利用できますか?」、「リゾートホテルと提携されていますか?」などと業務や条件に関係のない質問はしないほうが身のためです。
ポイント2・・・企業の何に興味を持ったのかは知りたい情報です。
公開されてる情報を話すのは失礼になりますから気を付けましょう。実際にそうしたこと以外に何に興味を持たれたのか?そこは知りたいのです。 給与体系や残業時間に残業代などは2時面接がある場合はその時に、1回しか面談がない場合は最後に聞いておきましょう。限られている時間ですから優先順位をつけて質問してみましょう。
ポイント3・・・採用・内定だけが目的ではありません。
当初の思いと違っていたりすれば応募者が採用を断ることだってできます。確認したいことは遠慮なく質問するようにしましょう!!ただし、応募先企業研究は必ずしておくべきです。
→質問編「ご家族は転職に賛成していますか?」は、転職の後押しになる。