質問編「いつから入社できますか?」は、社内的な調整の意味で聞かれる。今現在仕事についている人は、内定が決まったら入社日を決めなければなりません。企業もすぐには会社を辞めることはできないと知っているのでそのあたりの調整が必要だからです。
いつから入社できますか?という面接官の質問の意図は?
神楽 仁
転職活動をしている大多数の人々が、仕事に就きながら転職活動をしています。ということは、当然、内定が決まったら現在の職務の引継ぎが必要です。
現在働いている会社もすぐに辞められては職務が回らなくなる場合もあります。円満退社のためにもやはり1か月後を目安に入社日を設定することが望ましいでしょう。
また、企業によっては有休休暇分を使わないといけない会社もありますから、そうしたものを整理して上司などに相談をして退社日を決定することが望ましいといえます。
くれぐれも辞めます。といって次の日から他の会社で働くといったことは、若者のとる行動ですから慎重な行動をとることが望ましいです。
回答編「いつから入社できますか?」模範解答例1
鷹司 巫女
現在の会社の就業規則では、辞表を提出してから約1か月経過してからの退職となります。また、現在私は主任の職にあり、業務の引継ぎなど多少の時間がかかると思います。できましたら、入社は9月上旬まで待っていただけると助かります。
ここでのポイントは、①就業規則については事前に調べておく。②職位(課長・主任・など)を理由にすることは問題はありません。多少の細かい理由は必要です。例えば、メンバー3名への指示やチーム全体の引継ぎ業務があるので・・・などや関係各所への連絡やあいさつ回りにこれくらいの時間が必要などを付け足すと印象もよいです。
ハル
回答編「いつから入社できますか?」の模範解答例2
榊 龍人
9月になると思います。できるだけ早く入社させていただきたいと思っていますが、ちょうど8月末が決算期となっていますので、この時期の引継ぎには多少の時間がかかると思います。
また、お世話になったお客様にもあいさつ回りをしておきたいので、1か月半ほどお時間をいただければと思っています。
ここでのポイントは、時間的な理由をはっきりとさせておくことで応募先企業も理解してくれる。そして、きちんと仕事を終わらせることは、社会人としての責任感の表れにつながります。
蔵地 マイ
入社時期を訪ねる意味を紐解く!
宮司 崇
入社後の社内スケジュール調整という目的と同時に、入社の気持ちを再確認する意味があります。もしここであやふやな入社日の回答や具体的な日をこたえられない場合は、軽い気持ちで受けに来たのだと思われると思います。こうしたスケジュール管理能力も見られていますから、おおまかでもよいので日程を考えておきましょう。通常は、内定日から1か月が目安の1つです。
安易な返答は避けること
大和 乙羽
早い入社日を伝えて、相手の会社に好印象を与えたいと思っている人はいませんか?しかし、安易な返答は禁物です。
退職の意思を伝える前から「御社の希望日に合わせます」、「明日からでも大丈夫です」、「いつでも入社可能です」などと言われては、面接官もかなり引きます。
そんなにすぐに入社できるのなら社会人として失格と思われるのがオチです。仕事についていなかった人なら別ですが、働いている会社から次の日に他の会社に移るということはまずありえません。
社会人としての最低限の意識も持ち合わせていないのか?と思われてしまいますから気を付けましょう。
また、約束していた日に入社できない場合などもありますが、そうした場合は、最初から評価が下がりますから気を付けておきましょう。
基本的には内定から1か月後から2か月後が目安です。
須佐 可夢偉
企業は、退職届を出されても、引き止められたり、引継ぎがあったりなどでなかなか重い通りに進まないことが多いのが普通です。目安としては、内定日より1か月後が通常です。遅くても2か月後というのが通常の判断です。自分が担当している業務など進行状況を逆算して日程を出しましょう。回答は、「8月上旬」、「ほぼ1か月後」などおおまかでも構いません。
相手にわかりやすい理由を伝えて面接官と相談する
鷹司 巫女
いつ入社できますか?という質問に困ってしまったら、面接官に相談してみるのも1つの方法です。例えば、「今のプロジェクトが来月中旬ごろに終わるので、再来月の中旬ぐらいになると思う」などと自分の希望を述べながら、逆に「いつ頃が都合がよいですか?」などと確認することもよい方法です。一番やってはいけない回答例が、「今の仕事が片付き次第入社できます。」などと具体的な日程を言わないことが一番面接官を困らせる回答になります。
面接官はここを見ている!!
ハル
「いつ入社できますか?」という質問は、基本的に社内スケジュール調整の意味で尋ねています。お願いする業務のスケジュールや配属先部署での調整ですが、細かいところではデスクやパソコンなども用意しなければなりません。そういった面での質問だととらえたほうがよいでしょう。
榊 龍人
応募者の熱意を探るために聞くという場合もあります。すぐ働きたいという熱意や気持ちは見せてもらいたいです。この場合は、「すぐにでも働きたいと思います。しかし、現在の職務の引継ぎや関係各所へのあいさつなどもございますので、1か月後に入社できます。」などと答えるのがベストでしょう。
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