パートタイム・アルバイト雇用は、立派な労働者!雇用保険も適用?つまり通常の労働者と比較してみれば所定労働時間が短い人という意味です。いいかえれば、都合よく使える労働者とも言えますが、たくさん働いていれば正社員と同様の権利を付与されることもあります。
パートタイム・アルバイトは労働者!!
神楽 仁
パートタイムやアルバイトは、法律上では「通常の労働者(正社員)とくらべて所定労働時間が短い人」という定義がなされています。こうした労働者として働いているパート・アルバイトさんにも権利は付与されていますので、知っておいて損はしない知識としてお話しておきます。
パートさんやアルバイトでも正社員と同様に長い時間や長い期間働けば正社員としてみなされるケースがあります。ということは、失業保険の給付の対象になる場合もあるのです。突然、アルバイトをやめたときでも失業保険がもらえるケースなどを簡単に説明します。
パートタイム・アルバイトの雇用保険(失業保険)に関する図
鷹司 巫女
雇用条件は以下のケースで考えてみます。厚生労働省のホームページより関連するところから抜粋して作成しました。
図1:パートタイム・アルバイト労働者の失業保険に関する扱い
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正社員 |
パート1 |
パート2 |
パート3 |
労働時間 |
週40時間 |
週30時間以上 |
週20時間以上30時間未満 |
週20時間未満 |
失業保険 |
あり |
あり(正社員と同様) |
あり(短時間労働被保険者) |
なし |
ハル
このようにアルバイトでも図1のような労働時間要件を満たしておれば雇用保険の受給要件を満たす場合もあります。就職としてみなされますから、まずはハローワークで相談することがいいでしょう。
出典:厚生労働省「Q&A労働者の皆様へのQ22を参考」
:厚生労働省「雇用保険の適用について」
パート・アルバイトは立場上、正社員よりも弱い?
榊 龍人
パート・アルバイトは、通常の労働者より所定時間の短い労働者と定められていますから、雇用側が人員整理をするときには合理的な事由ということを理由に解雇することも可能です。正社員よりは緩やかに判断されている場合が多いようですので半年以上アルバイトで働いているなら正社員にしてもらった方が得策だといえます。
蔵地 マイ
飲食店ではなぜ学生のアルバイトが多いか理解できますか?それは簡単です。若くていうことも比較的効いてくれるし、上手に使っていたら幹部候補になれる可能性もある。しかも都合の良い時間帯だけ時給で利用できるからです。小さい飲食店などでは学生アルバイトって金の卵いだとも言えます。こうした金の卵を育てれる環境にあるのも飲食店バイトの良いところかもしれません。
宮司 崇
話は戻りますが、大人になってアルバイトをしている場合でも図1のようなアルバイトでの時間働いておれば、雇用保険に加入する義務が雇用者にも発生しますので是非、失業したり辞めたときは活用することもいいでしょう。しかし、その計算方法は決まっていますので、収入によって支給額も違いますが、アルバイト程度では多くの失業保険は望めないかもしれません。
大和 乙羽
パート・アルバイトは半年だけなど期間限定で働くことが多いので長い期間アルバイト形態で労働したら権利が発生します。そうした場合は、働き続ける意思があるのであれば正社員か契約社員にしてもらうといいかもしれません。
須佐 可夢偉
アルバイトで解雇された場合は、合理的な理由が緩い判断で定められているので正社員の時よりも条件が厳しい場合もあると思ってよいでしょう。そうならないためにも日夜、必要な知識をみにつけて企業に騙されない知識やずるがしこさを身につけておくことがおすすめです!!
→解雇制限とはどんなもの?また解雇予告や解雇予告手当って何?
→雑記ブログ「笑って人生」