プッシュ戦略とは?販売チャネルに奨励金を提供し販売促進を図ります。例えば、昔で言えば携帯電話屋さんがいい例でしょう。一次代理店が携帯電話を売るために奨励金を出し携帯電話を拡販することが有名です。特に0円携帯などはかなり有名ですよね?
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プッシュ戦略とは?
神楽 仁
プッシュ戦略とは?企業が持つ販売チャネルに販売奨励金などを提供し、自社製品を強力に販売促進を図る戦略です。これを行う場合は、説明が必要で世間からの認知度が低い商品や他社との差別化が難しい商品などには有効的な販売戦略だといえます。
どんな商品に有効?
大和 乙羽
例えば有名なものが携帯電話の販売です。2年契約してくれれば、携帯電話料金が0円という契約も一つのプッシュ戦略です。今は、総務省などの規制で禁止になりましたが、一時期は、こうした戦略で携帯電話の新規契約件数を伸ばしていった販売代理店が勝ち組となっております(笑)。
家電でも効果的です。
宮司 崇
家電販売にもこうしたプッシュ戦略は行われております。新興メーカーなどは、価格や特典などで既存の大手家電メーカーと対抗しなければなりません。家電が売れるたびにお店側にキックバックを増やしていけば、販売員も進んで売ってくれるでしょう。
その他にも強豪がたくさんいる販売商品などには効果的です。
蔵地 マイ
販売商品を生産すれば、市場にいるライバルが多くいます。ライバルがいないニッチ市場ならまだこうした戦略をとらなくてもよいのですが、どうしても既存の企業は多々存在します。そうした場合には、やはりプッシュ戦略は有効です。
大手企業にプッシュ戦略を優先的におこなわれると後発企業はかなり苦しい。
榊 龍人
例えば、フインテック企業と呼ばれる「PayPay」は、いまや日本国民なら誰もが知るバーコード決済システムです。しかし、ここまで有名になる前には先発企業の「origami」という企業が日本には存在しました。しかしベンチャー企業で資金繰りが大変なので思ったようには宣伝できませんでした。皆さんが知るように[paypay]がデビューしたころは、使用額の10%から20%がキャッシュバックという強烈なプッシュ戦略が行われておりました。こうした大企業のプッシュ戦略で小さい先発企業は利用してもらえずにあっさりと駆逐されてしまいました。
ハル
大資本のある企業のプッシュ戦略にはまともにぶつからないほうがよいという結果が見えてきた市場結果です。こうした場合、先発でも負け犬の戦略をとらざるを得ませんが・・・そこは企業の戦略がものをいいます。(笑)
→節目需要とは?入学・就職・結婚・転居などの人生の節目で生まれる需要