労働契約ってどんな意味?基本的には、終身雇用が大前提です!!企業は人を雇用する際に労働契約を結びます。これは労働者と雇用側の企業が対等であるという契約書なのです。最初に雇用するときには必ず労働契約書を確認するところから会社での仕事がスタートします!
労働契約とは?
神楽 仁
私たちは、基本的に労働者と呼ばれる雇用される側からスタートすることが多いです。つまり、就職するということは、会社にやとわれて仕事をするという意味です。
雇用する側と労働する側を結んでいる契約書ということです。詳しくは、労働基準法や労働契約法に記載されているとおりです。
この労働契約書は、基本的に会社とあなたは対等の立場です。という意味合いを含めた契約書になっています。
ですから、急な解雇などを告げられた時には、こうした契約書に基づいて訴えを起こすことも可能なのです。
労働契約の基本原則
鷹司 巫女
労働契約基本原則
- 労使との対等の立場のこと
- 就業の実態に応じて均衡を考慮すること
- 仕事と生活の調和に配慮すること
- 信義に従い誠実に行動しなければならず、権利を乱用してはならないこと
出典:厚生労働省ホームページ「労働契約」より引用作成
ハル
以上のことに配慮されることが通常なのです。ですから、例えば「あなたはクビだー」とか「明日から会社に来なくてもいいよ」などといったことを言われた場合は、労働契約に基づいてあなたの権利が守られていることを思い出して権利の保護を獲得しよう!企業は、あの手この手で余剰人員を整理したり、解雇したりすることもあります。
労働契約の締結
榊 龍人
私たちが企業に雇用された場合は、原則として以下の労働条件を書面などで明示されなければなりません。
労働条件の明示
- 使用者が労働者を採用するときは、賃金・労働時間その他の労働条件を書面で明示しなければなりません。
- 労働者と使用者が労働契約を結ぶ場合に、使用者が①合理的な内容の就業規則を②労働者に周知させていた場合には、就業規則に定める労働条件が労働者の労働条件になります。
出典:厚生労働省ホームページ「労働契約」より引用作成
蔵地 マイ
このように労働契約書に労働条件などが記載されていますので納得してから印鑑などを押印しましょう。しかし、最近では、不況もあり労働者の足元をすくう労働契約も多々ありますので不審に感じたら近くの労働基準局に相談しましょう。
期間の定めのない労働契約は、基本的に終身雇用が大前提です!
宮司 崇
私たちは、使用者に雇用され労働契約書を結びますが、期間の定めのない雇用は、基本的に終身雇用が大前提です。雇用の形態により賃金なども全く違いますので、そうした確認は面接でもしっかりと話をしておきましょう!!
契約期間
- 契約期間に定めのある労働契約(有期労働契約)の期間は、原則として上限は3年です。なお、専門的知識等を有する労働者、満60歳以上の労働者との労働契約については、上限が5年とされています。
- 使用者は、労働契約によって労働者を雇い入れる場合は、その目的に照らして、契約期間を必要以上に細切れにしないように配慮しなければなりません。
出典:厚生労働省ホームページ「労働契約」より引用作成
大和 乙羽
この意味は、契約社員の場合は、その契約で労働契約は終了しますが、社員になてしまえば、通常は、「期間の定めのない契約」になります。ですから正社員と契約社員や派遣社員では労働契約条件が異なりますので、最初に確認しておきましょう。
須佐 可夢偉
企業に就職するなら正社員が絶対おすすめですよ!!契約社員ですと契約を更新されないとそれで終わりだし、派遣社員の場合もいろいろと法律などのからみがあり、3年間その職場にいたら、同じ職場にはいられずに他の部署に異動を繰り返すことになります。
宮司 崇
私の知人で大手自動車会社の事務系の派遣さんの知人がいますが、社員ではなく派遣ですので例えば、3年間経理部に在職したら、次の3年間は総務へ移動となり、さらに次の3年間は他部署の事務員へと移動を繰り返す女性の人もいます。せっかく慣れたころに異動させられるのも嫌ですよね?それなら直接雇用の正社員を目指していい会社ならボーナスだって支給されますよ!!
榊 龍人
ボーナスのあるのとないのとでは生活が違ってきます。やはり就職するなら絶対!!正社員を目指しましょう!!
→解雇の種類には、通常解雇、整理解雇、懲戒解雇の3種類がある!!
→雑記ブログ「笑って人生」