会社が倒産したらどうなるの?社員の立場や給料はもらえるの?倒産にもいろいろな種類があり、再建タイプの倒産と清算タイプの倒産があります。まずは状況を見極めて給料がきちんと支払われるのかを見極めましょう。現実的には厳しいかもしれませんが・・・
会社が倒産?新型コロナウイルス感染症などの影響で倒産企業も続出?
神楽 仁
私たちが生活するうえで一番重要なことは多くの場合、企業に労働力を売って対価を得ることです。つまり給与を受け取り生活しているのです。こうした給与生活を続けるにあたって毎月、安定して賃金を得ることは重要な要素です。
しかし、業種や職種によっては景気の状況などにより倒産する可能性もあります。企業勤めでもいきなり地獄に真っ逆さま。そんな倒産の悲劇は、昔の同僚の転職組からよく話を聞かされてきました。いきなり職を失い給与も未払いのままですから、かなり精神的にもまいっていたようです。
現代ではどんな企業でも倒産の可能性が起こりえます。こうした状況にもまずは慌てないことが必要でしょう。
倒産したら解雇なの?
鷹司 巫女
会社が倒産したからってすぐに会社を辞めなけらば行けないと思われがちですが、そうでもありません。それは、倒産と労働契約の消滅が別物だからです。あなた自身が自主退職すればそれで雇用関係は終わりますが、会社の法人格がなくなるまでは労働契約は基本的に存続し続けます。
ハル
会社側としても解雇するには整理解雇などの4つの基準を満たす必要があります。最近では、会社更生等の再建型の倒産処理も増えてきておりますので、状況の見極めが大切なところです。
適切な状況判断が必要です!!
榊 龍人
倒産して一番心配なのが、給与の支払いです。基本的に給与等の労働債権は他の一般債権に優先されて、会社に資産が残っている場合はそれを処分することによって回収をすることができます。
蔵地 マイ
しかし、一定の例外などや複雑な法律のからみなどがあり、現実的には給与の回収が困難なケースが多いのが実情です。こうなる前に給与の未払いが発生しだしたら、会社の資金繰りに危険なサインかもしれません。
宮司 崇
未払い賃金や倒産した場合などでも会社側と交渉することが必要なことです。しかし、私の知人の話を聞く限りでは、まともな額の給与分を支払ってもらえないケースが多いというお話をよく耳にします。
倒産の種類
大和 乙羽
倒産にも再建型と清算型があります。この2つのタイプは全く別物ですので、再建型なら期待できる可能性も高いでしょう。
表1:再建タイプ
表2:清算タイプ
須佐 可夢偉
新型コロナの流行で飲食店や旅行業・観光産業など大打撃を受けました。依然その余波も続いており、なおロシアのウクライナ侵攻など世界的に鉱物資源が高騰し続けています。こうした世界情勢のなか、しっかりとした安定基盤の優良企業を見極めて就職することが望ましいといえます。不況にも強い巨大企業か公務員。こうした職種なら倒産を経験せずに済む可能性は極めて高いと言えるでしょう。
→労働災害事故による傷病でも期間経過後は解雇される可能性もあります!
→雑記ブログ「笑って人生」